第3回は『亜人』です。
『亜人』は、桜井画門によるダークファンタジー・サスペンス漫画である。物語は、事故で死亡したはずの高校生・永井圭が、不死身の存在である「亜人」だったことをきっかけに始まる。亜人は人類から危険視され、政府による追跡や実験の対象となる存在である。逃亡生活を送る圭は、亜人テロリストの佐藤やさまざまな亜人・人間たちと関わりながら、自らの生き方を模索していく。
本作の魅力は、緊張感あふれる心理戦と戦略性の高い戦闘にある。亜人だけが扱える「IBM(黒い幽霊)」や不死身という能力を生かした戦いは独創的で、力任せではなく知略や発想力が勝敗を左右するため、最後まで目が離せない展開が続く。また、主人公だけでなく、圧倒的な存在感を放つ佐藤をはじめとした登場人物たちの価値観や信念が丁寧に描かれており、善悪では割り切れない人間ドラマも見どころである。
このように、『亜人』は、独自の設定を生かしたスリリングな戦闘と、先の読めないストーリー展開、そして個性豊かなキャラクターたちが織りなす重厚な人間ドラマが魅力の作品であり、サスペンスや頭脳戦が好きな人におすすめできる作品である。
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